監督の言葉 『よみがえれカレーズ』上映用チラシ
「よみがえれカレーズ」はアフガニスタンとの合作です。だからこそ、この10年間取材されることのなかったカブールの裏街や古都ヘラート近郊の農村まで、入ることができました。アフガニスタン映画界にとっても初めてのドキュメンタリーのようです。かっこつきのアフガン紛争といえば、日本では、北からの脅威、海峡封鎖などのキナ臭い話としてつなげられ、かの地のたよりとしては反政府ゲリラの聖戦、殉教のドラマとしかつたえられてきません。この地に生き残った一千万の民衆にも一人ひとりの日常があったろう――地下水のような人々の思いをたずね歩いた、これはその旅の記録でもあります。
現政権の「国民和解」政策はこの映画のごとくです。この映画から、この国の未来像をあなたがたの手で組み立てていただきたい。それが作者たる私たちの願いです。