めぐり会いのドラマ 『思想運動』 392号 6月1日号 活動家集団思想運動
今回の映画は、アフガニスタンの側では、当然、「アフガニスタン・日本合作紀録映画」となるはずです。アフガンの映画人は、本来、自身の手でアフガニスタンのこの一〇年を記録映画として描きたかったにちがいありません。現在完成記念のあいさつのために来日中のアブドゥル・ラティフ氏は、共同演出者です。かれは自分の作品「兵士サプール」「渡り鳥」(いずれも日本未公開)を、「劇映画の形をかりたドキュメンタリーだ」と力説しています。この映画はアフガン・フィルムズ(企業)に働く人びとの積年のパワーがあってのものでしょう。ですからこの映画はアフガニスタンの人びととわたしたちとのめぐり会いのドラマなのです。それはいわゆるジャーナリズムではできないことです。ましてむこうの”お役所仕事”でできることではありません。この映画製作を機にアフガニスタンに自由でかつ本格的なドキュメンタリーの時代が訪れることを心から期待しています。みんなの手で今回ラティフ氏との話し合いの機会をつくってはいかがでしょうか。
(談)