その映画的錬金術を語れ、松川八洲雄 松川八洲雄上映会のチラシ 11月1日脱稿
“孤高の作家”松川八州雄と言われる。画家、演劇志望から映画作家へ、当年71歳、その手掛けた作品100余。いわば“量産家”とも言い得るが、作品の国際・国内の数多の受賞歴を見るまでもなく、その水準は初期の「鳥獣戯画」から最近作「みちのおく」「吉野作造」まで、一貫して高い。その秘密を読み解いて見たいというのがこの企画であろう。
氏の手法は”自己模倣”を嫌ってであろう…多く持ち込まれた文化財、歴史もの、美術・工芸などのテーマにも一作ごとに変革と緻密な工夫が窺え、独自の映画的思索と美学がフィルムに刻まれている。根源は人間への追及”であり、それが私を画面に引き込む。
今回、寡黙の彼に“画と言葉の流れ”、その作品の練金術をぜひ語って頂きたいものだ。